冷え性とは無縁だと思っていたが、足が冷たくてなかなか眠れないように
64歳 専業主婦です。
冷え性などという言葉は、自分には全く無縁のものだと思っていました。真冬でも家の中では半袖・半ズボンで過ごしていた程です。勿論、年中裸足でした。それが五十歳を過ぎた頃からでしょうか。足が冷たくてなかなか眠れないという事態が起きたのです。
ものの五分もあれば眠れてしまうのが特技でしたから、初めての「足の冷えで眠れない」という経験に自分でも驚きました。最初の症状は夜の就寝時だけだったのですが、そのうち座ってテレビを見ている時、椅子に腰掛けて食事を摂っている時など、身体を動かしていない時に足の冷えを頻繁に感じるようになったのです。
一方で燃える女の私とは違い夫は随分以前から冷えを訴え、布団に入る際は足に靴下を履いて寝ていました。普段から身に付ける物はなるべく減らすなど締め付け感がとにかく嫌いだった私は、靴下を履く彼を見て「気持ち悪る」と思ったものです。
寝るときの靴下、シーツの代わりに毛布など工夫を始める
しかし、あれ程に夫の靴下を馬鹿にしていた私でしたが、足の冷えで眠れない辛さに「寝る時靴下」を試して見る事にしたのです。なるべく締め付けない靴下を選び、足首には温湿布まで貼りました。お陰で冷えが気になって眠りに就けないと言う事は無くなりましたが、今度は足先どころか全身が寒く凍えるような感覚に襲われ、夜中に目が覚めるようになってしまったのです。
冷えで眠れない(目が覚めてしまう)のは重症かと早速テレビで知った方法を実践しました。それは毛布をシーツ代わりに敷いて上には羽布団だけで寝るといったものでした。こうすると早く身体が温められ、その温度が長く持続するという説明だったと思います。これは確かに効果が有りました。相変わらず靴下は履いて寝ていますが、夜中に温まり過ぎて脱いでいる状態ですので、そろそろ卒業しても良いかも知れません。
足の血流をストレッチやマッサージ、運動で改善
この靴下及び布団作戦の他に実行したと言えば、この道の先輩である夫の指導のもと、先ずストレッチから始めました。それは壁に手を付き足のアキレス腱を、そしてふくらはぎをよく伸ばすというものです。後は足裏マッサージ、流行りのふくらはぎマッサージと、足と体の血流改善のためにと良いと思われるものは積極的に試してみました。
冷えの原因は血流障害です。若い頃に比べると運動量も減り比例して体重も標準を大きく上回るなど、決して健康的とは言い難い生活を続けていました。冷え性になる条件が揃っていたのです。夫が言うには私のふくらはぎが硬くてパンパンなのが問題なのだそうです。「これ触って見て」と自慢げに差し出した夫のふくらはぎは、弾力が有りしかも柔らかなものでした。
冷え性改善から、何やら肉体改造に迄いきそうな勢いで取り組んだ結果、今では以前のあの冷えを感じる事無く過ごしています。熱い女を誇った私ですが、心が熱いだけでは駄目なのですね。身も心も熱く、そして流れの良い身体づくりを心掛けたいと思います。